ロシア旅行の報告続きですー
サンクト・ペテルブルクから南に約25kmの距離にあるプーシキン(ツァールスコエー・セロー)には「琥珀の間」で有名なエカテリーナ宮殿があります。
もーいかにも宮殿という感じの建物で、それは外観も内観も美しい宮殿です
ここで面白かったのが、実は私たちが訪れた日は、ロシアの政府関係者(どのくらいの地位の人かは不明)のひとりが誕生日だったらしく、急にここで誕生会を実施すると言い出しました。
それで14時に門を閉めてしまうとのこと。(通常は17時まで開館)
ガイドさん大慌てで14時までに入らねばとランチも早々に切り上げて急行です
しかし、何ですね。
ロシアはいち政府関係者の誕生パーティに宮殿が使えちゃうんですね〜。
しかも突然に。
驚きです。(日本ではあり得ないー)
このエカテリーナ宮殿には、江戸後期、嵐のためロシアに漂着した日本人船頭「大黒屋光太夫」が女帝エカチェリーナ2世に謁見して帰国を願い出たという「大広間」があります。(井上靖が「おろしや国酔夢譚」で小説にしてたり、緒方拳主演で映画にもなっています)
この「大広間」、普段はがらんどうの何も置いていない部屋なのですが、私たちが宮殿の中に入ると、誕生パーティのためのテーブルセテッィングがせっせと行われていました (いったい何人招待するんでしょう?)
きっとこんな風景は普段の観光では見られません(笑)
「琥珀の間」も素晴らしかったのですが(ここだけ撮影禁止なので写真はなし)、なんだか私は今も現役で活用されている「大広間」のこの風景がツボにはまっちゃったのでした
また、サンクト・ペテルブルクの中心部にある「エルミタージュ美術館」では、100ルーブル(約500円)の撮影料を払うと写真が撮り放題です。
日本の美術館で写真撮影なんてまず出来ないので、有料だろうが撮影出来ると分かって、私はうきゃーっ状態です。
(でもchieの情報によると最近は日本でも有料で撮影出来るところが増えてるとか!?)
ダヴィンチ、ティツィアーノ、ラファエロ、カラヴァッジオ、ルーベンス、ヴェラスケス、エルグレコ、ゴヤ、レンブラント、セザンヌ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、マチス、ピカソ、カンディンスキーなど有名な画家の名画がたくさんっっ。(写真は控えめに・・)
絵画の他にも彫像、陶器などもあり、全部で300万点収蔵されているんだそうです。
ちなみにエルミタージュ美術館は、もともと歴代ロシア皇帝の住居だった冬宮をベースにした建物(宮殿)に入っているので、やっぱり豪華です
ロシア・バロック様式建築の傑作とのことですが、いやはや、もう誰も意を異にすることはできません。
蒼い空に映える宮殿は荘厳そのものです
サンクト・ペテルブルクの南西約30Kmにあるペテルゴーフにも「ビョートル大帝夏の宮殿」があります。
ここも建物および中の家具類がみごとに修復および維持され、とても美しいです
フランスのヴェルサイユ宮殿に行ったときは、建物も古びており、中の調度品もほとんどなく、カーテンなども色あせて、華やかさが全然残ってなく残念に思ったのですが、ロシアの宮殿たちは私たちがイメージする宮殿をちゃんと体験できるスポットでした
(ちなみに現役稼働しているバッキンガム宮殿(イギリス)も、現役だけあって宮殿らしさを体験できます。でも観光は期間限定だったと思います)
ビョートル大帝夏の宮殿はお庭もみごとです。
宮殿から見下ろす「下の公園」は自然の高低差のみを利用したシステムで水を噴き上げているという噴水がみごとで美しいです〜〜〜。
ちなみに宮殿裏にある「上の庭園」も緑がきれいです。
サンクト・ペテルブルクでは、ほかに聖イサク聖堂、聖堂の騎士象、血の上の教会なども観光したのですが、やばいです
サンクトペテルブルクだけで、こんなに長い記事になってしまいました
まだまだ紹介したいことはたくさん残っています〜〜。
story1 ロシア旅行
story2 ロシア旅行/サンクト・ペテルブルクとその近郊篇
story3 ロシア旅行/セルギエフ・パッサート、スズダリ、ウラジーミル篇
story4 ロシア旅行/モスクワ篇
story5 ロシア旅行/お食事とその他篇
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yumi