今日は、ドイツのマイセン編
マイセンといえば、18世紀初頭、ヨーロッパで初めて硬質白磁器を生みだしたドイツの名窯マイセンが有名です
日本でいうとトヨタみたいに、土地の名前が、企業(メーカー)の名前になっているんですね。
今、白い磁器といえば、マイセンのほかにも、ウェッジウッド、ミントン、ヘレンド、ロイヤルコペンハーゲンなど思いつくヨーロッパのブランドがたくさん。
だから、白磁といえばヨーロッパのほうが起源が古いのかと思いきや、実は中国(10世紀頃?)や日本(17世紀)のほうが先で、それに憧れて、ヨーロッパ各国がその製造開発に乗り出しているんですね
ヨーロッパで一番最初に成功したのがマイセンというわけです。
もちろん苦労して作り出したので、製造方法は厳重な機密事項に
そのために、当時はアルブレヒト城の中に磁器工場を移して厳重に管理していたそうです。
これがそのアルブレヒト城。
今でも戦争などで壊されず、ちゃんとお城が残っているのがいいですね。
私たちは、現在のマイセン工房を覗きました。
入り口には、歴代のマイセンのマークが並んだタイルが。
工房見学は4つのお部屋に分かれていて、日本語の録音ガイドも流れました。
見学する国にあわせていろいろな言語の録音が用意されているみたいです。
(本物の工房というより、見学のための工房という感じ)
最初は、ロクロを回して器をつくる工房。
するするっとあっという間に作ってしまいます。
人形の顔は、型に土を入れてぎゅっと押して出来上がり
次は、人形のパーツを作ってくっつける工房。
2体並んでいる人形は、焼くとこんなに小さくなるんです、という見本です。
次は、下絵付けの工房。
下絵付けとは、素地に直接絵付けをすること。
その上から釉(うわぐすり)をかけて焼くんですね。
素地が絵の具をすぐ吸い取ってしまうので、書き直しができず、高い技術が必要です。
次は、上絵付けの工房。
上絵付けとは、施釉して本焼成し、ツルツルになった白磁の表面に色や絵をつけること。
4枚並んでいるのは、塗ったときと焼き上がったときでこう色が変わりますよという見本です。
工房見学の後は、ミュージアムも見学しました
これは、一番目立つところに置いてあった、大きな作品。
他にも大小いろんな作品がたくさんあったのですが、その中で、おお!おしゃれと思ったのがこれ。
解説をみたら、シャネルの依頼で作られたみたいです。
なるほどーさすがシャネル。
他の作品と明らかに違うセンスのいいデザインに納得でした
ショップももちろん併設されており、通常のものからアウトレットまでいろいろ。
私は絵はがきだけを買って帰りました 笑。
マイセンの記事は、ここまで。
次は、ドレスデンについて書こうと思います
中欧5カ国旅行の記事一覧
その1 ドイツ/ベルリン
その2 ドイツ/ポツダム
その3 ドイツ/マイセン
その4 ドイツ/ドレスデン
その5 チェコ/プラハ
その6 チェコ/チェスケ・ブディヨヴィッツェ
その7 チェコ/チェスキー・クルムロフ
その8 オーストリア/ザルツブルグ
その9 オーストリア/ハルシュタット
その10 オーストリア/ウィーン
その11 スロバキア/ブラチスラバ
その12 ハンガリー/ドナウベント
その13 ハンガリー/ブタペスト
その14 お食事編/ブレックファースト
その15 お食事編/ランチ&ディナー
その16 ホテル編
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yumi