モスクワの北東に「黄金の環」と呼ばれる古都の集まりがあります
昔の首都だったり宗教の中心地だったりしたところですね。
今回、そのうちセルギエフ・パッサート、スズダリ、ウラジーミルの3都市を回りました。
日本の都市で例えると、モスクワは東京、サンクトペテルブルクは京都、スズダリ、ウラジーミルは奈良、飛鳥と言ったところです(セルギエフ・パッサートは古都ではなく宗教都市)
サンクトペテルブルクはとてもヨーロッパ的な街でしたが、それは当時、ヨーロッパの有名な建築家をたくさん招いて街を作ったから。
それより古い都市、セルギエフ・パッサート、スズダリ、ウラジーミルは、ある意味ロシア独自の雰囲気が残っている都市です
でもね。面白いのは、そのロシア独自の様式もシロウトの私から見たら、インド!?アラブ!?みたいな印象を受けました。
ウンチクは全然分かりませんが、いろんなものが世界の中で影響し合っているのかもしれません。
さてさて「セルギエフ・パッサート」で有名なのが「トロイツェ・セルギエフ大修道院」。
鮮やかなタマネギ頭がかわいいです
このタマネギ頭、インドやアラブの印象受けませんか?
全体の雰囲気は、なんだかイッツアスモールワールドみたいな感じです。
教会の内部は撮影禁止ですが、フレスコ画やイコン(宗教画)がかざられています。
唯一1枚ある内部写真は食堂のもの(ここは撮影OK)。食堂でも厳かな感じがします。
そして「スズダリ」は、ロシアの中でも一番中世の雰囲気を残したロシアのいなか町。
緑がとても多く心和む町です。
治安も大変よいそうで最後の殺人事件が1911年とのこと。スリもいないそうです。
町の規模、人口の割に修道院や教会の数が多く、あちこちに修道院や教会が点在しています。
私たちは3カ所をまわりました
あと、町には「ななかまど」の木がいたるところに茂っていました。
この実から作る「ななかまど酒」は伝統的なお酒でスズダリの有名な地酒とのこと。
アルコール度数25度と40度があるのですが、私は40度のほうをお土産に買っちゃいました
ところで、今ロシアの経済成長が著しいのはなんとなく知っていましたが、その中でもここスズダリの地価の上昇率はかなり激しいみたいです
モスクワのような都市の中心地というより、文化的な価値から上昇しているように感じたのですが、5年前、1ヘクタール10万ドル(約1200万円)だったのが、今は300万ドル(約3億6000万円)するんだそうです
しかし、ガイドさん(ロシア人)からこの話を聞いた時、地価の上昇率にも驚いたのですが、私は「1ヘクタール」という単位の方に驚きました。
だいたい日本でヘクタール単位で土地を買う人っていません
1ヘクタールって10000平方メートル(3025坪)です
土地が膨大にあるロシア人的発想だなぁぁと思ったのでした。
最後に「ウラジーミル」。
12世紀半ばに造らて、唯一現在も残っているという「黄金の門」と、14世紀初めまでロシアの大聖堂の最高位にあったという「ウスペンスキー大聖堂」、浮き彫りが特徴的な教会「ドミトリエフスキー聖堂」を観光しました
ウスペンスキー教会内部には、みごとなフレスコ画やイコンがあったのですが、撮影禁止なので写真はありません。
今日も長い記事になってしまいました
そして火曜日はモスクワのことを書きたいと思いますー。(まだ続くのよん)
story1 ロシア旅行
story2 ロシア旅行/サンクト・ペテルブルクとその近郊篇
story3 ロシア旅行/セルギエフ・パッサート、スズダリ、ウラジーミル篇
story4 ロシア旅行/モスクワ篇
story5 ロシア旅行/お食事とその他篇
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yumi