





エリアはこだわらず、けっこうあちこち行っているのですが、今回はたまたま銀座。
行ってみたら、よく通ることのある道沿いにあってびっくり

全然気がついていませんでした。
いつも思いますが、見逃しているお店ってけっこうあるんだなぁと思います。
「長峰」は、都内の有名高級料亭に野菜を卸している、築地で3代続く青果卸し屋さんが出したお店

というわけで野菜へのこだわりは他の店とは違うようです。
野菜を八彩(やさい)と表現し、お店の冠にも八彩懐石と付けています。
お店は和の落ち着いた色合いの内装で、植木(盆栽?)や壺、扇子、暖簾などがいい雰囲気を醸し出していました

テーブルも個室で、周りをきにせず落ち着いて食事や会話ができよかったです

私たちがいただいたのは、6月の野菜づくしコース5,000円

旬の野菜で創られる、先付二点、御椀、向付、煮物、口替り、留椀、やさい寿司、デザートの八彩懐石です。



メニューには書かれていませんが、まず最初にトマトジュースが出てきます。
こちらのオリジナルストレートトマトジュースで、看板メニューのひとつのよう。
まろやかでクセがなくとても飲みやすいトマトジュースでした

市販のトマトジュースはあまり飲みませんが、それとは全然違う味です。
先付二点は、野菜の葛寄せと、豆と牛蒡を和えたもの(正式名称が分からない〜)。
葛寄せはどこかで食べたことのある味なのですが、何だか思い出せなくてみんなで何だっけ?何だっけ?と頭を傾げながら食べてました。笑。



御椀は、アスパラガスのすりながし。
お椀の真ん中にあるのは、蓮根餅と板蕨です。
野菜がまったく違う形に変貌していて、和食の手の懲りように感心です。
向付は、野菜盛り。
特製のタレにつけて食べるのですが、これが美味しかった

今、バーニャカウダが一般的になっていますが、これの和バージョンです。
味噌とマヨネーズと醤油??で作られているのでしょうか?
野菜もほどよい固さに茹でられていて噛んだ時の感触が抜群

煮物は、、、写真の通り。
詳しい説明を聞くの忘れました(^_^;
煮汁の染みた茄子が印象に残る美味しい煮物でした。

口替りと聞くと、ちょっとした口直し程度の料理かと思いますが、ちゃんとした一品料理です。
これの面白いところは、下に小豆(あんこ)がしかれているところ。
小豆をつけて食べると、いつもとは違う天麩羅を楽しめます



こちらは、留椀とやさい寿司。
このやさい寿司が美味しい〜

実際、お店のおすすめメニューでもあるようです。
実はやさい寿司は、別のところでも食べたことがあるのですが、想像以上に美味しいんですよね。
私も最初は、えっ、野菜の寿司!?なんて思ったのですが、魚のネタ以上に美味しい寿司もあります。
まあ、もちろん料理人さんの腕前にもよるのでしょうが。。。

紫芋のプリンです。
黄色い器と紫芋の対比がキレイ

もちろん味も美味しかったです。
肉も魚もなくて足りるかしら?と最初は思いましたが、実際はお腹いっぱい

5,000円(サービス料は別途)で十分納得の満足ディナーでした

また誰かを連れて行きたくなるお店です。

長峰/ながみね








