先週、東京ミッドタウンの美術館の話を、さらにちょっと前に映画「ボルベール」の話を書きましたが、今月は文化・芸術の月なのか、この週末〜月曜にかけて、また映画1本、美術展1本、朗読劇1本を観ました。
いつも食べ物ばかりの私にしては珍しいデス
映画は、恵比寿ガーデンシネマで単観上映しているデイヴィット・リンチ監督の「INLAND EMPIRE(インランド・エンパイア)」。
主人公は映画女優で、映画の中で映画の撮影がされているのだけれど、映画の中の現実なのか、映画の中の映画なのか、だんだん訳が分からなくなる映画です。。。
そして映画の中の映画は、あるポーランド映画のリメイクだったのだけれど、そのリメイクの映画も映画の中に登場してさらに訳が分からなく・・・
そして、ポーランドのリアル世界(でも過去設定かも)も錯綜し、そして、なぜかウサギ人間の世界も出て来たりと、訳が分からないがさらに拍車がかかった映画なのでした
感想は、、、暗かった。です
わ、私はもういいかな
でも、この独特なリンチワールドに、はまってしまう人は多いようです。
美術館は、東京都写真美術館で7月7日から8月26日まで開催されている「マーティン・パー写真展」。
マーティン・パーはイギリスを代表する写真家で、FASHION MAGAZINEというタブロイド紙を発行したり、ポール・スミスのコレクションの写真を撮ったりしている人です。
写真は日本の空気とは全然違う、鮮やかな色が特徴的なもの。
ファッション関係ということもあって、なんてことない写真でもスノッブな感じがします
朗読劇は、パルコ劇場で公演された「LOVE LETTERS(ラブレターズ)」。
二人(男女一人づつ)の役者さんが椅子に座って、お互いに手にしている台詞本を交互に読むという朗読劇です。
実はこの台詞本に書かれているのは、2人の男女の幼少の時から年老いた時までにかわされた手紙やハガキ(LOVE LETTERS)の台詞という設定。
舞台はニューヨーク(その後海外に飛びますが)で、時代はまだ電話を共有で使っていた頃の話(手紙が主流の頃の話)。
お互いがそんなに自由に会えない状態の中で、手紙やハガキのやり取りをしているのだけれど、その手紙の内容で、お互いのリアル世界の状況を推測(想像)できるという設定です。
若い時の恋愛や、結婚、出世、離婚、再婚、不倫、精神病、生活の破綻といろいろな出来事がお互いに起こっているのだけれど、それが手紙の文章から分かるということですね。
最初はいまいち状況がつかみきれなくて、???だったのですが、後半になるに連れ展開もドラマチックになり面白い朗読劇でした
朗読をする二人は、公演日によって違っており、私たちが観たのは河原雅彦と中島知子(オセロ)の二人でした。
ちなみに、上記全て誘われて行ったので、すべて前情報なくサラな状態で鑑賞しました。
自分にとって新しいタイプの作品を観るきっかけになるし、好みの発見などもあってなかなか楽しいです
今日も応援よろしくネ
yumi