先日、caoがドイツ(ミュンヘンとロマンチック街道)の紹介をしたばかりですが、実は私もドイツを含む5カ国に旅行してきました (もちろんその間のブログは予約投稿していました!)
ただしドイツはドイツでも私は、ベルリン&ポツダム&マイセン&ドレスデンということで、caoのドイツとは場所がかぶりませんでした。
というわけで、これから何回かにわけて中欧5カ国の旅を紹介したいと思いますー
たぶんまた回数が多くなりそうなので、いつものご飯記事とまぜまぜしながら、紹介したいと思います
とりあえず今日は、ベルリンから
ベルリンといえば、ベルリンの壁ということで、見てきました
壁の廃墟の一部。
写真で撮るとあまり絵にならない地味な?壁です。
右写真は、すぐ近くにあるドキュメンテーションセンターの展望台から撮った写真
実は壁は2重に設置されていたそう。
手前左下から斜め右上真ん中あたりに伸びる壁と、その奥に平行してほんとうに短く残っている壁のふたつがあるのが分かるでしょうか。
奥の壁は、小さな人の固まりの向こうです。
どちらも、コンクリートがとれて壁の中に埋め込まれていた鉄棒が残っている部分も見えます
また壁が完全に取り払われた部分は、上記写真のような、ここに壁がありましたよということが分かる線の印が。
あとポイントに、1961年から1989年まで壁があったという標識も埋め込まれていました。
西ベルリンに29年間住んでいるという日本人ガイドさんによると、まさか壁が崩壊するとは、当時は全然想像もできなかったとのこと。
私、よく分かってなかったのですが、ベルリンは、東ドイツのど真ん中にぽつんと位置していたのですね。
(なんとなく、西ドイツと東ドイツの境界線上にあって、ベルリンの壁はその長い境界線上の一部なのかと思ってました)
ベルリンは東ドイツの中に孤立してあり、その中でさらに西側と東側に分かれていたのですね。
つまり壁は、ぐるっと西ベルリンを囲んでいたわけです。
街の中を案内されているときも、今通っているところは旧西側、ここは東側と、めまぐるしく行ったり来たりします
これは旧東側にあった、テレビ棟と旧共産党本部(と言ってたかな?今はホテルだそうです)。
けっこう近代的な立派な建物だなぁと思ったら、当時、威厳を保つために、頑張って作ったのだそう。
今の北朝鮮と同じ発想と言ってました。なるほど、なるほど。
日本人は手続きさえすれば、西と東を行き来する事ができたようですが、やっぱり結構たいへんだったようで、壁に近づくと厳しく警告されたりとかあったようです
当時、東ドイツから西ドイツへ逃亡する現地人の状況(厳しい現実)などもいろいろ聞きました。
現地に住んでいるドイツ人にとっては、残っている壁の一部も、早く全部きれいに取り払ってしまいたいらしいのですが、そうするとベルリンにこれと言って引きの強い観光物がなくなってしまうので、市としては、観光収入のために残しているのだそうです。
なかなか悩ましいところです
これは、ベルリンのシンボルとされているブランデンブルク門。
この門のちょうど手前にベルリンの壁が立てられ、ブランデンブルク門は東側にあったそうです。
ガイドさんは、当時、壁の手前から、向こうに見えるブランデンブルク門を見ていたらしく、こうやって壁なしに見られると、今でも感慨深く平和を実感するそうです
ベルリンでは、ペルガモン博物館【世界遺産】にも入りました。
ペルガモンは、現在のトルコ西部あたる、紀元前3世紀半ばから2世紀にアッタロス朝の都として繁栄したヘレニズム時代の都市。
地震で崩れていた遺跡を、昔トルコからはるばる持ち運んで再現したとのこと。
とても大切に保存していたようで、第二次世界大戦のときは、遺跡をひとつひとつまた分解して隠していたそうです。
東西分裂中はお金がなくて再現できなかったようですが、統一した後、やっと再現できたとか。
博物館の中ですが、遺跡が当時の形にどーんと再現されており、圧巻
おー、でかい〜と感心することしきりです。
とにかく大きすぎて、写真に入りきらない
ベルリンに来たら見ておいて損はない博物館です
しかし、トルコからこれを全部運んできた労力もえらいこっちゃですが、(おそらく勝手に持っていかれた)トルコとしては人の土地のものを持って行ってという気持ちもあるのではと想像します。
(確かにトルコに行ったとき、遺跡が鬼のようにゴロゴロあちこちにあって、本当に地震の後崩れたままになっていたりとか、あまりにも遺跡がありすぎるせいで、おざなりになっているところも多かったので、こうやってきれいに復元されているのは、ちょっとはいいことなのかな。)
写真は、フラッシュなしであれば撮り放題
ちょうどテレビの撮影と思われるクルーも入ってました。
ちなみにトリップアドバイザーを見ると、ペルガモン博物館は、ベルリンの観光名所2位になっています。
1位は、ベルリン・フィルハーモニーなのですが、これは行けば誰でも気軽に見れるものでもないですし、オススメ上位の場所が他国から持って来たものでできている博物館なんて、確かにベルリンには引きになる観光名所があまりないのですね。。。
壁もずっと残しておかざるを得ないようです
左写真はペルガモン博物館の横にある新博物館。
右写真はペルガモン博物館の斜め後方にあるナショナルギャラリーです。
これは、ペルガモン博物館横から出て(つまり上記の新博物館とナショナルギャラリーの間から)見たベルリン大聖堂です。
博物館の正面玄関が工事中で、横から入ることになったのですが、出るときはちょうど大聖堂などが絵になって見えました。
ベルリンだけで、すごい長い記事になってしまいました。
後、何回かかるかしら〜〜
中欧5カ国旅行の記事一覧
その1 ドイツ/ベルリン
その2 ドイツ/ポツダム
その3 ドイツ/マイセン
その4 ドイツ/ドレスデン
その5 チェコ/プラハ
その6 チェコ/チェスケ・ブディヨヴィッツェ
その7 チェコ/チェスキー・クルムロフ
その8 オーストリア/ザルツブルグ
その9 オーストリア/ハルシュタット
その10 オーストリア/ウィーン
その11 スロバキア/ブラチスラバ
その12 ハンガリー/ドナウベント
その13 ハンガリー/ブタペスト
その14 お食事編/ブレックファースト
その15 お食事編/ランチ&ディナー
その16 ホテル編
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yumi